デザイン・景観系舗装材といった括りに入る舗装関連の製品や工法について、より理解を深めるために種類別の解説ページを作成しました。舗装材はメーカーによって表記の使い方も違いますし、製品名と工法名との区分もわかりにくいところ。詳細ページでは、舗装材を7種類に区分して、特徴やメリット・デメリット、施工画像などを紹介しています。
カラーバリエーションが豊富で、施工時の工期短縮にも寄与する常温塗布式舗装(カラー舗装)。特に公道ではない施設などでは配色やデザインの自由度を活かして、オリジナリティ溢れる施工をしているケースも見られます。
型枠式タイル舗装とも呼ばれ、パターンデザインされた型枠を使うことでレンガ敷きや石畳のような表層を形成する舗装工法。同じような効果が得られる型押し方式もあり、レンガや石を並べるよりもコストなどのメリットがあります。
アクリル樹脂やウレタン樹脂、エポキシ樹脂など樹脂系結合材料に、顔料や骨材などをプラスして多種多様なカラーリングを可能としたものが樹脂系混合物。結合材料自体は通常無色で、骨材が自然素材ならその色合いを活かせます。
自然石を路面に舗設するもので、自然石ブロック舗装という表記も見られます。モルタルの上に板石を敷き詰めていく方式や、ピンコロ(小舗石)を配列していく方式もあり。自然石の色合いや質感がそのまま活かされるのが特徴です。
コンクリートブロック舗装の一種で、コンクリートブロック同士をかみ合わせて隙間を目地砂で埋めるシンプルな施工方法。種類のバリエーションが多様で、色・形状・サイズ・表面の質感など製品バリエーションが選べます。
ブロック系舗装というカテゴライズでは、メーカーによってインターロッキングブロックも含まれるケースもありますが、ここではコンクリートの表層がカラー平板や洗い出し平板、擬石平板といったものにフォーカスしています。
土系は土や砂、ウッド系はウッドチップやウッドファイバーなど、自然素材を活用する舗装を意味します。自然との共生をより重視すべきロケーションで採用されるケースが多いのは、自然のままにしておくより舗装材によって得られるメリットの方が勝る部分があるからでしょう。例えば、雑草対策や路面温度の上昇抑制、透水性といった舗装材の機能は環境維持にも役立つわけです。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。