ホールや競技場の場合、デザイン性よりも機能性が求められます。
競技場であればアスリートが最大限のパフォーマンスを発揮するための適度な弾性のあるウレタン系やゴムチップが良いでしょう。屋外であれば季節・天候も考慮しなければなりませんので、これらに左右されない透水性や遮熱性、耐候性の高いものが求められます。
ホールに関しては高齢者や子供の利用も想定されることから、防滑性やバリアフリーが重要です。また、屋外の場合は透水性も重要になります。
特殊ゴムを混入したアスファルト混合物は、弾性もあることから走りやすさと共に、膝や筋肉への負担を軽減する役割を持っています。
一方、コストはウレタン舗装のおよそ半分程度と経済性にも優れています。陸上競技場はもちろんですが、学校の運動場、多目的広場やジョギングコースなどへの使用も可能です。
多層構造となっている表層は、クッション性も有していることからアスリートが高いパフォーマンスを発揮しやすいコンディションです。また、紫外線による劣化防止、長期間退色しない点など耐候性や耐久性にも優れていることから、規模の大きな会場にも採用された実績があります。
カラーサンドとエポキシ樹脂系舗装材、天然石と難黄変ウレタン樹脂系舗装材を活用したパークコートサンド / パークコートストーン舗装。紫外線でも変色しにくいウレタン樹脂によって強固に接着していることから、適度な凹凸が歩きやすさを実現しています。
また、透水性に優れている点もポイントです。地中の水分を蒸発させる仕組みとなっていることから、通常程度の雨量では水たまりができにくいです。結果、多少の雨天では歩行性を損ねません。
屋内の休憩スペースに、自然の癒しをもたらしました。天然石舗装材だけではなく、人工芝も配置し、かつ採光も考慮されていることから、屋内でありながら解放感のある公園のような雰囲気の演出に成功しています。
建物という人工物の中に、自然な雰囲気を作り出せているのも、自然の風合いのある舗装材を採用しているからこそです。屋内なので水はけ等を気にする必要はありませんが、使用している舗装材そのものは水たまりがでにくい性質をもち、かつ紫外線での変色も防止することから、屋外での使用にも耐え得るスペックとなっています。
保水性と透水性の高さが特徴の超保水性インターロッキングブロックは、従来の保水ブロックよりも保水力が大幅に向上し、路面温度低減効果の長時間持続も可能となりました。また、従来のインターロッキングブロックと比較しておよそ70%ほどの重量となっていることから、歩道橋やペデストリアンデッキなど、重量を気にしなければならない場所の適用も可能になりました。
岡山県の松山中央公園にある倉敷陸上競技場の施工事例。全天候型第2種公認陸上競技場として求められる要件をクリアした舗装技術として採用されています。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。