自転車などが通るためのサイクリングロードは、歩行者用の道とは別に自転車の通行に適した安全な景観舗装材が求められます。
通行の妨げにならない色やデザインに加えて、耐久性が高くひび割れや欠けなどが起きにくい素材もサイクリングロードの舗装に適しています。
御影石など、自然に存在する天然石を表面の層に使用している舗装材です。
石の重厚感が出るため高級感を出したい場所に適しており、天然石のため自然環境や景観にもマッチしやすいメリットがあります。耐久性にも優れているすぐれもの。歩道や軽車道への舗装にも使用することができます。
ビューテックスは、アスファルトの性状に近い脱色バインダーに顔料を加えて着色したものです。
アスファルトのような堅牢さに加え、好みの顔料を添加できるため、自然色だけではなくはっきりとした色合いのカラー舗装まで対応。現代的な都市部の景観を華やかに演出します。セラミックなどの使用も可能です。
一般住宅にも用いられているタイルは、サイクリングロードに敷設する舗装材としても利用することができます。整然と並んだタイルは都市の景観にフィットしやすく、おしゃれな雰囲気が演出できます。
せっ器質・磁気質・陶器質・レンガ・擬石と複数の種類から用途にあわせたものを選ぶことが可能で、それぞれのタイプごとに色調やサイズ感が異なるため、豊富な選択肢が魅力的です。
アートフレームは型押しにコーティングを組み合わせて、アスファルトで舗装した道の表面を加工する方法です。
石畳やれんがを敷いた道のようにデザインでき、景観を引き立てたい場所に適しています。コーティングを行うため耐久性能や耐候性能も高く、着色塗料の種類によっては車両が通る道にも利用できるほど、耐久性を高めることができます。
インターロッキングブロック舗装は、コンクリートの長所を活かしたブロック舗装材です。ブロックを直接使用するため耐衝撃性能・耐久性能が高く、スリップを予防する効果も大きくなります。
自転車以外にも、車両が通行するサイクリングロードに適しています。ブロックの形状や色味は自由に選ぶことができ、サイクリングロードの雰囲気や周辺環境にあわせたコーディネートが可能です。
レンガ舗装はクラシカルな雰囲気と重厚感を演出できる工法で、レンガ特有の堅牢さや耐摩擦性能の高さが持ち味です。
レンガはそれぞれに焼物ならではの色調が存在するため、オリジナリティを演出したい場所にもおすすめです。コンクリートやアスファルト、タイルなどと同じく耐久性や堅牢性が高いことも魅力のひとつといえるでしょう。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。