プラットホームや歩道橋は老若男女はもちろんですが、車いす等、様々な人が利用する場所です。
そのため、多くの人が利用しやすい舗装材が求められます。バリアフリー、さらには耐久性・耐候性、防滑性といったものはもちろんですが、歩道橋に関しては日常的なものと、観光地のものとでは多少ニーズも異なります。
観光地の歩道橋の場合、観光地のコンセプト・景観との調和も求められることでしょう。
また、これらは常に利用されるものです。新設時は別ですが基本的にスピード感が求められます。プラットホームや歩道橋は基本的にはコンクリートでできていることから、コンクリートとの接着性の良い舗装材が向いています。
歩道橋に用いられているのはペイプストンです。
落ち着いた雰囲気ではあるものの、どこか個性を感じさせる歩道橋の雰囲気にマッチした舗装材はセメントを出さないので無公害です。曲線にも活用できることから、カーブがかったこちらの歩道橋にも活用できました。
下地の種類や用途によって様々な工法が可能な点が特徴の舗装材です。
駅の場合、デザイン性よりも耐久性や耐候性、そして安全性が求められます。凸凹のデザインでは、転倒リスクが高まりますし、電車が入ってきた時に人が転倒してしまったら、大問題に発展しかねません。また、駅は終電後から始発までのわずかな時間しかメンテナンスができないケースが多いことから、短時間での施工が求められますがその点も問題ありません。劣化も少なく、良い状態の維持も簡単です。
観光地ではなく、閑静な住宅街ということで主張しすぎないデザインが求められました。一方で、学生がデザインしたカニと魚が描かれる等、「海の町・横浜」をあつらえたものになっていることから、このデザインの保全が求められました。そこでクラックや剥離の発生を抑える樹脂カラー舗装材を採用することで、カニ、や魚をいつまでも維持できる工夫が凝らされています。
アスファルト舗装の保護、カラーリングを可能にした、知り粉栗栖樹脂系の塗料を使用することで無機質なアスファルトにデザイン性を付与できます。耐候性や耐摩耗性に優れている点、目地部との段差が1mm程度なのでバリアフリーにも申し分ない点、湿潤時でも滑りにくいノンスリップ仕上げとなっていることで天候に関わらずに安心して歩くことができます。
また、水性2液反応型特殊樹脂を使用していることから、水性1液型よりも短い工期となっています。
既存タイルの上から施工するOKウォークは、滑りやすいタイル舗装の上に舗装することで、元来のタイルのデザインや色調をほぼ変えることなく、防滑性を付与するものです。DESIGN性を重視するあまり、防滑性が低い舗装に対応していることから、防滑性を求めてるケースで活躍してくれることでしょう。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。