道路事業の施工実績が豊富で景観舗装製品のメーカーでもあるパブリック技建。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
NCコートは樹脂系自然色アスファルト舗装。骨材は天然石やセラミックなどを採用、透水性能に優れた舗装材といえます。
公式サイト(2021年10月14日調べ)にはカラーバリエーションについての記載が見られませんでしたが、掲載されている画像の一部はグラフィックが描かれているものもあります。舗装材自体は自然色系なので、アースカラーが中心なのでしょう。
参照元: パブリック技建公式サイト(https://www.pub-tc.co.jp/business/road/pave/#area01-B-01)
NCパーミックスも樹脂系自然色アスファルト舗装に分類されますが、自然色加熱合材である点が特徴です。カラーバリエーションは茶系の石を採用した「仙丈(せんじょう)」と地場産の骨材を採用した「聖(ひじり)」の2種類ですが、少量であれば顔料を加えることも可能。施工は静岡県西部地区に限定されているので、地場産骨材を使えるのでしょう。
ヒートアイランド対策を重視した舗装材がクールベーブ。表層に保水性能を持つ微粒珪砂を混合することによって雨水などを吸収させ、晴天時には蒸発させることで路面温度アップを抑えようというもの。
都市部での施工はもとより、歩道や公園、さらに住宅なども適応範囲となっています。
パブリック技建の景観舗装材では他に、保水性ブロック舗装の蒸発散KLBがあります。微粒珪砂を混ぜたブロックで、保水性の高さに特徴があります。
浜松市内にある自歩道で、自然色アスファルト舗装クールベーブを施工したケース。カラーリングはあくまで自然なイメージで、ヒートアイランド対策になるといった機能的メリットもあります。
蒸発散KLBという保水性ブロック舗装を施工した歩道。ブロックがもつ水分の蒸発散機能によって、暑い時期でも路面温度を抑える働きがあり、環境対策にもなります。
浜名湖ガーデンパークで自然色脱色アスファルト舗装のNCパーミックスを施工したケース。あくまで自然な環境をキープしつつ、舗装材の機能によって路面を安定させることができます。
パブリック技建はアスファルトのプラント運営と舗装メンテナンスに従事するとともに、自然石樹脂舗装の商品化を手掛けるところから事業を拡大してきています。道路事業だけに留まらず、法面事業や下水道事業、土木事業など多岐にわたって専門技術やノウハウを発揮している企業です。
所在地 | 静岡県浜松市西区伊左地町2790-1 |
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拠点(都市名) | 記載なし |
事業内容 | 道路事業、法面事業、下水道事業、コンクリートメンテ事業、土木事業 |
創業年 | 1986年 |
問合せ先(電話番号) | 053-485-5207 |
公式サイトURL | https://www.pub-tc.co.jp/business/road/pave/#area01-B |
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。