1つ1つのブロックを並べて路面の意匠性を高めるインターロッキング舗装。路面の外観を一変させる効果に加え、路面の耐重量性を高める効果も期待できます。インターロッキング舗装の特徴や施工事例を見てみましょう。
1つ1つのブロックをかみ合わせながら並べて路面を作るインターロッキング舗装。自然で美しい景観が生まれることに加え、ブロック同士のかみ合わせ効果によって重量が分散されるなど、他のデザイン舗装とは異なる長所を持つ工法です。
施工する場所の土をあらわにし、適度な深さまで掘削します。土の上に砕石を敷いて押し固め、その上に砂を敷きます。レーキで砂の表面を平らにした後、ブロックを敷き詰めていきます。
ブロックは1つ1つ手作業で敷きます。色合いをランダムにする場合には、全体的な配色を考えながらバランス良く敷かなければなりません。ブロックが敷き終わったら目地部分に白い砂を埋めて完成です。
インターロッキング舗装が施される主な場所は、商店街の道路、公園、歩道など。車道や個人宅のアプローチにも用いられることもあります。
引用元:日本コンクリート株式会社公式HP(https://www.nippon-c.co.jp/works/details/91)
広めの歩道にサンドベージュのインターロッキング舗装を施した事例です。洗練された新興住宅地の歩道などには、インターロッキング舗装がよく似合います。事例では車道側がグレーとなっているため、小さな子供に交通安全を意識させる目印にもなるでしょう。
引用元:日本コンクリート株式会社公式HP(https://www.nippon-c.co.jp/products/keikan/int_rcblock_v.html)
商店街の路面に敷き詰めたインターロッキング。幾何学的な模様を描くことで、全体にスタイリッシュで都会的な雰囲気を演出しています。画像の奥に小さく車が映っていますが、インターロッキングには耐重量性があるため、一般的な車が通行しても基本的に問題ありません。
引用元:MIDOLAS公式HP(https://midolas.jp/garden-works/place/pavement/p28144/)
庭の雑草の処理に頭を悩ませていたという方が、インターロッキング舗装と人工芝で対策を行った事例です。雑草が多く家族を困らせていた庭が、家族でバーベキューなどを楽しめる素敵な庭へと一変しました。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。