瓦廃材のリサイクルによる舗装材K-グランドシリーズの開発メーカーで施工まで手掛けるエコシステム。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
K-グランドという製品は、瓦廃材を粉々にして特殊舗装製品や複合コンクリート製品としてリサイクルするという、エコシステム独自のプロダクト。
K-グランドCは透水性に優れ、 K-グランドCoは保水性に優れるのが大きな特徴。色合いはもともと瓦が持つ自然なもので、どちらも赤・黄・茶・グレーの4つが基本カラーですが、施工すると自然なグラデーションが生まれます。
K-グランドRは水性樹脂の舗装材で、主な特徴は透水性の高さ、熱伝導率の低さ、ソフトな質感など。そのため、水たまりができにくく、歩行者にとって歩きやすいのに加えて、ヒートアイランド現象への対策にもなります。
瓦骨材に石の骨材などを混ぜることも可能で、テクスチャーの多様性も魅力です。
歩行者と自転車の共存を重視して開発された舗装材がK-グランドコート。断熱性能やすべり止め効果といった機能性に加えて、視認性のよいカラーリングで安全性向上にも役立っています。
瓦骨材ならではのアースカラーは、バリエーションが7色用意されています。
チップ状の瓦骨材=瓦チップは園芸資材に分類される景観砂利。植栽などに利用されます。
石川県珠洲市にある道の駅、すずなり館でKグランドCによる舗装を行った事例。グレート同系異色を組み合わせることでデザイン性を打ち出しています。
北大路魯山人所縁の地として知られる山代温泉にある公園のKグランドR施工例。ベンチのウッド素材と同系色でコーディネイトされ、瓦骨材の濃淡が自然や柔らかさを感じさせます。
Kグランドコートの施工例で、公園内の小路をカラー舗装しています。デザイン性を高めるとともに断熱性能により施設としての快適性にも寄与しています。
産業廃棄物のリサイクル製品開発をコアビジネスとするエコシステム。舗装材には、複合コンクリート製品や水性樹脂系、景観砂利があります。
コンクリート製品の製造・販売・施工を手掛け、土木工事や舗装工事などの現場作業に対応しています。現場を熟知したメーカーであり、SDGsを推進する企業でもあります。
所在地 | 石川県能美市寺井町ロ50-1 |
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拠点(都市名) | 石川 |
事業内容 | 産業廃棄物リサイクル製品の開発施工 |
創業年 | 1994年(設立) |
問合せ先(電話番号) | 0761-58-6900 |
公式サイトURL | http://eco-system.ne.jp/ |
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。