アスファルト再加熱型押し工法ストリートプリントの日本総代理店で工事も請け負うトミナガコーポレーション。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
ストリートプリントとは、アスファルト再加熱型押し工法と呼ばれる景観舗装の一種。カナダ発の技術で、アスファルト舗装の表面に熱を加えて石畳やレンガ敷きなどパターンデザインの型押しをするもの。カラーリングとコーティングはストリートボンドという水性アクリルエポキシ樹脂を使用します。
一般的な型押し工法と違うのは、定型パターンだけでなくグラフィックレベルの特殊デザインでも施工できるという点です。
スタンプマットの型圧によって、石畳やレンガ敷き、砂岩やウッドプランク(節目)など多種多様なテクスチャ感を演出できる工法。スタンプマット自体のバリエーションは16種類あり、これにランドハードナー16色とランドパウダー7色というカラーバリエーションの組み合わせで、施工環境にマッチする仕上げをチョイスできます。
13種類あるパターンバリエーションを施工する面に配置して、専用塗料をスプレーするというシンプルな工法。カラーバリエーションはハードナー16色、パウダー7色。オリジナルデザインの型紙を利用することも可能で、専用塗料には防滑性という機能的特性もあります。
トミナガコーポレーションのアートコンクリートシリーズでは、他にも路面などに施工できるペーパーコンクリートがあります。
埼玉県のクリニックにおけるストリートプリントの施工例。
同じパターンデザインでテクスチャも共通にしつつカラーリングを分けることで車道部と歩道部のマーキングにもなっています。
鹿児島県の自動車販売店におけるストリートプリントの施工例。
表層はサンドストーンでランダムなパターンデザインを採用。高級感を漂わせる景観舗装が業種とマッチしています。
名古屋市内のUR団地で施工されたストリートプリント。
敷地内の歩道を単純にカラー舗装するだけではなく、カラーリングの切り替えによって意匠性を高めているのも目を引きます。
カナダ発のアスファルト再加熱型押し工法であるストリートプリントの日本総代理店として資材を販売したり、自社でも工事を請け負っています。事業領域として景観舗装に特化した企業で、街づくりにも貢献しようという姿勢がビジネスの原動力ともなっているようです。
所在地 | 福岡県春日市昇町7-87 トミナガビル2F |
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拠点(都市名) | 福岡本社の他に、千葉・大阪・愛知・宮城・沖縄に支店・主張所あり |
事業内容 | ストリートプリント、ストリートボンド日本総代理店 請負工事、資材販売 |
創業年 | 1992年 |
問合せ先(電話番号) | 092-589-4878 |
公式サイトURL | https://tominaga-corp.com/ |
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。