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常温塗布式舗装(カラー舗装)

施工作業の短縮化にもなりカラーリングなどデザイン的自由度が高いといったメリットがある常温塗布式舗装(カラー舗装)について、特徴やメリット・デメリット、用途などを紹介しています。層の構成がわかる断面図や施工事例の写真も合わせて、ご覧ください。

常温塗布式舗装(カラー舗装)の特徴

常温塗布式舗装の代表的な施工事例といえるのが、一般的な道路の白線など、道路標示。道路標示だけをイメージするとあまりカラーバリエーションはないように思うかもしれませんが、常温塗布式舗装またはカラー舗装と呼ばれるデザイン・景観系舗装材は、多種多様なカラー展開があるのです。

塗布する塗料は水性。公道だとカラーが限定されますが、公園内やアミューズメント施設、大型ショッピングセンターなどをイメージしてもらうと、導線にメリハリをつけるため、インパクトあるカラーリングやデザインの舗装を見かけることも珍しくないでしょう。

常温塗布式舗装(カラー舗装)のメリット・デメリット

常温塗布式舗装のメリットで、最初に触れなくてはならないのが、名称からもわかるように常温で舗装ができるということ。施工作業の時間が比較的短くなります。

塗布するのは樹脂系結合材料。エポキシ樹脂やアクリル樹脂などで、カラーリングの選択肢が幅広くデザインの自由度が高いのもアドバンテージのひとつ。

機能面で見ると、遮熱機能を持つ材料をもありますし、透水性や排水性を持たせる材料などもあります。
舗装表面の質感表現では、珪砂を混ぜたり骨材をまくなどして、仕上がりの調整が可能です。

常温塗布式舗装のデメリットは、やはり樹脂系結合材料だとアスファルトやコンクリートよりは強度が劣るということ。車道など摩耗が大きくなる場所ではメンテナンス頻度が高めになるでしょう。

どういう場所・用途に向いているのか

バスレーン、タクシー乗り場、駐車場、展示会場、公園、テーマパーク、歩道、ショッピングセンター、住宅、サービスエリア、イベント会場など

どういう工程(層)になるのか

  • 表層:カラー舗装材
  • 基層:アスファルト/コンクリート
  • 路盤:粒状材料(砕石、クラッシャランなど)
  • 路床(土)
※プライマー処理が必要になる場合があります。
常温塗布式舗装(カラー舗装)イメージ

常温塗布式舗装(カラー舗装)の施工例

カラー舗装イメージ
引用元HP:大成ファインケミカル公式Twitter
https://twitter.com/TFCFPD/status/1410764883986026502/photo/1

公共機関駐車場の例。リリーフペイントHG カラー工法、カラー:013エムロード、043ゾーンイエロー、071ラインホワイトを使用。

カラー舗装イメージ
引用元: 東亜道路工業公式サイト(https://www.toadoro.co.jp/business/product/170/

着色常温アスファルト舗装によるデザインカラー舗装の施工例。絵柄をアスファルトに埋め込む工法で、絵柄の自由度が高く、現場では転圧するだけ、路面の仕上がりはフラットになります。

トミナガコーポレーションの景観舗装材を使った施工画像
引用元HP:トミナガコーポレーション公式サイト
https://tominaga-corp.com/works/愛知県名古屋市 ur千代ヶ丘団地/

名古屋市内のUR団地で施工されたストリートプリント。
敷地内の歩道を単純にカラー舗装するだけではなく、カラーリングの切り替えによって意匠性を高めているのも目を引きます。

※本ページの参照元
ECSテクノ公式サイト(https://www.ecocleansoil.jp/blog/290/
日本道路建設業協会公式サイト(http://www.dohkenkyo.net/pavement/meisyo/spray.html

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レンガやタイル、石畳のイメージにしたい
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景観や目的に合ったカラーにしたい
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