屋外レジャー施設やテーマパークに合う景観舗装材は、屋外レジャー施設やテーマパークのコンセプトに合致するのかが第一です。
シック・クールがコンセプトのテーマパークにポップが景観舗装材を用いては、コンセプトがブレてしまいます。一貫性のないテーマパークだと思われてしまいますし、場合によっては評判を低下させかねません。
屋外レジャー施設やテーマパークでは、それぞれのコンセプトに合わせたデザインが大前提ですが、機能面も求められます。
例えば屋外であれば耐久性や耐候性、遮熱性や保水性、透水性も大切ですし、老若男女を対象にした施設であれば防滑性、さらにはバリアフリーなどの機能も無視できませんし、長時間楽しむテーマパーク等であれば疲れにくい弾力性のある舗装材が適しています。
動物園ということで、お子様だけではなく、お子様と一緒に大人、さらには高齢者が来訪することも想定し、適度な凹凸感のおかげで歩きやすく、お子様が裸足でも歩けるカラーサンドを採用しています。
透水性に優れている点もポイント。屋外動物園なので悪天候時も営業します。このような営業スタイルを鑑み、水が溜まりにくい工法を採用しています。
動物園の落ち着いた雰囲気にも溶け込んでおり、デザイン・機能性共にマッチした舗装材となっています。
リゾート地ということで、非日常感のある舗装材を採用しています。歩いているだけで沖縄の楽しさを感じられるデザインの舗装材ですが、梅雨時には雨量が増える点も踏まえ、透水性に優れた工法を採用しています。
水が溜まりにくい工法を採用することで、例え悪天候が続いても雰囲気を損ねることはありません。
自然な雰囲気を楽しめる非日常的な施設ということで、自然に馴染みやすいデザインの舗装材を採用しています。水辺と調和し、施設だけが浮くことのないよう務めています。
また、屋外なので透水・排水機能も重視したものとなっています。シンプルに見える舗装材ですが、景観と機能性を重視したものとなっています。
人が集まるエリアの新しい施設の舗装材は、水辺の景観にマッチしつつ、屋外である点、さらには施設利用者だけではなく、散歩のニーズのあるエリアという点を踏まえての舗装材です。
水たまりや水はねを抑えた透水性や雨の日も滑りにくい点、加工によってわずかに角を落としていることから安全性を高める等多くの人が行き交うエリアの舗装材として相応しいものとなっています。
花のテーマパークとあって、主役である花に勝るような存在感を出さない舗装材が求められました。
また、基本的に天気の良い時に人が訪れるテーマパークということで、晴天時は蒸発熱を奪うことで路面温度の上昇を抑制する舗装材を採用しました。一般的な舗装よりも体感温度を下げる効果があるので暑さに負けず、テーマパーク内を散策できることでしょう。
テニスコートにカラー舗装を施した事例です。アスファルトに舗装する場合は、アクリルエマルジョンを主成分とした「ニチレキカラーコート♯1001」を使用します。コンクリートに舗装する場合は、一液性アクリル樹脂を主成分とした「ニチレキカラーコート♯2401」を使用。
特徴としては、速乾性、付着性、耐摩耗性、防振効果があります。さらに、すべりにくいためテニスをプレイする際の安全性にも寄与します。色調も鮮明なので、コントラストを高めることができます。
バスケットコートにカラー舗装を施した事例です。アスファルトへの舗装には、アクリルエマルジョンが主成分の「ニチレキカラーコート♯1001」を使用。コンクリートへの舗装には、一液性アクリル樹脂が主成分の「ニチレキカラーコート♯2401」を使用します。
色調が鮮明なため、バスケットボールなど、空間の区分が必要なスポーツコートに適しています。さらに、速乾性、付着性、耐摩耗性、防振効果といった特徴もあります。
コンクリートを打設するのと同時に、押型(パターンマット)を当ててデザインする、デザインクリートと呼ばれる施工法です。コンクリートが硬化する前に、押型により釘目付の木目模様をつくり出します。下地と一体化するため、すり減りにくく耐久性に優れています。
押型、ベースカラー、リリースパウダーの組み合わせによって、多様なデザインに仕上げることが可能です。こちらは、ベースカラーに「DC-3310」、リリースパウダーにグレーを使用しました。
熊本県阿蘇郡にある旅館の入り口床の施工事例です。コンクリート打設と同時に押型(パターンマット)を当てることで、目地付き乱張り模様をデザインしました。天然石張りよりも比較的簡単に施工できて、費用低減と工期短縮を図ることができます。
押型、ベースカラー、リリースパウダーの組み合わせにより、作れるデザインはさまざまです。こちらは、ベースカラーが「DC-4250」、リリースパウダーがブラックとなっています。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。