特殊舗装として景観舗装13種類、歩行者系舗装7種類のバリエーションを持つ、大林グループの舗装専業会社が大林道路。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
大林道路はブロック系舗装でインターロッキングブロック舗装と天然石ブロック舗装に対応。
インターロッキングブロック舗装はブロックのサイズや形状、カラーリングや表面仕上げなどに加えて、敷設パターンでのバリエーションが選択可能。
天然石ブロック舗装は花崗岩や砂岩をはじめ石質が選べます。
カラーアスファルト舗装の製品ラインナップは3種類。アスファルト混合物に顔料をプラスしたオークカラーB、脱色アスファルト混合物に顔料をプラスしたオークカラーS、アクリル樹脂系カラーを塗布するオークカラーMとなっています。
カラーバリエーションはBが茶褐色のみ、Sが6色、Mが10色です。
大林道路の歩行者系舗装を代表する製品はオークサンド。砂を細骨材とする自然色舗装で、色合いも砂の自然なアースカラーを活かします。
他に木材チップを使うオークウッド、ラバー素材のオークラバー、土や砂をセメントなどで固める工法の土系舗装、オーククレーシリーズなどを取り揃えています。
自然色舗装ではハイドレーンN、オークグラベル、オークペブルといった製品を用意。表面加工ポーラスアスファルト舗装では特許取得技術による研磨匠もあります。
施設はリビエラ逗子マリーナ、オークペブルという砂利系アスファルト混合物による自然色塗装で仕上げています。炭色のカラー舗装ではなく、シルエットデザインに。
住宅展示場のモデルハウスで採用された外構デザインの施工例。涼畳という石畳風保水性舗装で、周辺環境にさり気なく溶け込むアースカラーと質感がよくわかります。
吉祥寺駅前にあり、長年にわたり愛されるダイヤ街の路地を舗装した施工例。白御影石舗装は地域の持ち味を活かした再整備ができることの証ともいえそうです。
大林組参加の企業として設立されたのが1933年のこと。当初の社名は東洋舗装で、大林道路は80年以上の歴史を持つ企業ですが、大林組の完全子会社になったのは2017年。道路インフラに関わる製品開発や施工などを主力ビジネスとし、デザイン/景観舗装材ではブロック系やカラーアスファルト、歩行者向けなどを取り揃えています。
所在地 | 東京都千代田区神田猿楽町2-8-8 住友不動産猿楽町ビル |
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拠点(都市名) | 東京本店・技術研究所、埼玉の機械センターの他、北海道、宮城、新潟、愛知、大阪、広島、香川、福岡など全国59ヶ所に支店・営業所あり |
事業内容 | 道路工事、舗装工事、敷地造成工事、上下水道工事その他の土木工事及び建築工事の請負並びにこれらに関連する企画、調査、設計及び監理 前号の工事に使用する資材の製造及び販売 ほか |
創業年 | 1933年(設立) |
問合せ先(電話番号) | 03-3295-8861 |
公式サイトURL | https://www.obayashi-road.co.jp/technology/tec/library/color_asphalt.html |
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。