駐車場や駐輪場は、機能性が求められます。保管する場所になりますので、道路のような摩耗は見られないとはいえ、駐車場には車が、駐輪場には自転車が通りますので走行に支障をきたさない点が大前提となります。
そのうえで、周囲のデザインとの協調性が求められますし、屋外であれば透水性も重要です。自動車にせよ自転車にせよ、雨が錆をもたらし、機能に異常をきたすことになりますので水たまりができてしまうことは論外です。
元々は砂利の青空駐車場でしたが、舗装により、病院の雰囲気を損ねない、ハートフルな駐車場となりました。特にポイントが動物の足跡です。動物病院なので動物をモチーフにした何かをということで、ストリートプリントにて施工し、ワンポイント演出を実現しました。
また、舗装を行うことで個別の駐車場スペースが明確になった点や、車を降りて病院に向かう際、それまでの砂利では足元が汚れてしまったり、悪天候時にはさらに水はけの問題もありましたが、舗装路にすることで、天候に関わらず、足元の汚れの防止が可能になりました。
商業施設の駐車場ということで、個性や面白さを出しつつ、駐車場としても機能させることを目的にしたスプレーアスファルトです。商業施設が和風なデザインであることから建物に合わせた麻の葉にすることで他にはない、個性的な駐車場ができあがりました。
施設に合わせた温かみを感じさせる駐車場は、シリコンアクリル・ウレタン樹脂が強度のある皮膜を形成することで耐久性や接着性、耐摩耗性の高さを実現しました。
デザインだけを見ればオーソドックスな駐車場に見えるかもしれませんが、カラーリングにて個性を出している点がポイントです。
ポリマー混和剤のレジバインダーを用いた土系の塗装は、高い強度を発揮し、高耐久なので道路が荒れにくいです。歩道だけではなく、軽交通道路にも適用可能で、保水性の高さから、一般のアスファルト舗装よりも路面温度上昇を18度抑制する効果もあります。
決して派手さはありませんが、その点が周囲との調和を生みやすく、自然でも建物でも、様々な景観と親和性が高い点が特徴です。
アスファルト駐車場専用の塗料にて区分線だけではなく、スペース全体の塗装も可能です。アスファルトは紫外線の影響もあり、時間と共に退色・白化してしまいますが、塗装することで、まるで新しいアスファルトに変更したかのような印象を与えることができます。
ローラーで手軽に塗装できるので、業者に依頼することなく、自ら塗装することが可能です。環境に優しい水性タイプなので取り扱いやすい点もポイントで、さらには気温23度、湿度50%であれば3時間の乾燥時間と、乾燥性に優れていることから、短時間での作業を実現します。
兵庫県にあるショッピングモールの駐車場の舗装施工事例です。普通車用の駐車枠だった場所を、「思いやりゾーン」として改修。以前の駐車場枠を撤去して、レイアウトを設定し、白線とカラー舗装を施工しました。
「思いやりゾーン」は、車椅子の方やご高齢の方、妊婦さん、子ども連れの方が使いやすいよう、駐車場枠を広めにしてゆとりのあるスペースとなっています。「思いやり」をピンク色で表現した、お施主様の希望による特殊色の舗装です。
駐車場のカラー舗装の施工事例です。コンクリート舗装のうえに、水性タイプのカラー舗装を塗布。水性なので引火性がなく、安全に作業することができます。下地のコンクリートも侵しません。
色は、コンクリートの色からグリーンになったので、駐車場枠のホワイトが目立ちます。さらに、石英という二酸化ケイ素を主成分とした鉱物である「ケイ砂」を塗料に混ぜて舗装しました。雨の日など表面が濡れていても滑りにくく、安全に歩くことができます。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。