バス停は、バス停であることが一目見てわかるような視認性のある素材を使用するのが基本です。視認性がある素材を使用することによってバス停であることを認識でき、結果として安全性にも大きな影響を与えます。
カラー舗装材は、バス停におすすめの景観舗装材です。赤や黄色・青といった舗装材を使用することで、通常の道路とは異なる色が目に入ります。
カラー舗装材の一部にも機能として備わっていますが、滑り止め加工が施された舗装材もバス停には適しています。バス停ではバスを利用する人の多くが乗り降りするため、万が一スリップが発生すると大きな事故につながってしまいます。
当然ながら安全運転を行いますが、滑りやすい日は何が起こるかわかりません。そこで舗装材に滑り止め防止加工が施されていることで、バスも滑りにくく事故も未然に防げます。
舗装材の種類として、路面温度の上昇を防ぐ役割のある舗装材もあります。バス停に採用されることが多く、バスを待っている間の照り返しを軽減する効果が期待できます。照り返しが抑制されることで、バスを待っている間の不快な暑さ、そして熱中症の危険性を減らせます。
バス停でよく使われるカラー舗装材ですが、この事例ではカラー舗装材を施すことによって路面温度の上昇を抑制する、という目的があります。バス停はバスを待つ人がいるため、同じ場所に立っているとどうしても照り返しを受けやすくなります。バスを待っている間に熱中症になるというような事態を避けるためにも、路面の温度をできるだけ上げないようにする舗装材が適しています。
カラー舗装材で路面温度を抑制する効果があるものを使うことで、視認性を高めながら機能性にもこだわった舗装が行えます。ここではグレーの舗装材ですが、赤や黄色、青といった色合いであれば、一目でバス停であることが理解しやすく視認性がより高まるでしょう。
バス停部は乗り降りしやすいように平坦性を確保することが課題です。ライン導水ブロックを採用することで、平坦性が確保しやすくなりました。さらに有効幅員拡大にも効果があり、バスがしっかりとバス停に寄せられるようになったことから、バスへの乗り降りで乗客にかかる負担が軽減します。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。