道路工事の専門企業で製品及び工法を提供するメーカーの日本道路。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
直径2~8mm程度の玉砂利に合成樹脂(エポキシ系、ウレタン系、MMA系)を混合した天然骨材自然色舗装。透水性なので水溜まりができず、自然石の落ち着いた風合いと歩行感が味わえます。 公式サイトでは6つのバリエーションが紹介されていますが、それ以外にも相談可能です。
骨材はけい砂とカラー骨材、カラーバリエーションは6色以上の薄層樹脂混合物系カラー舗装がレインボーカラーSK。骨材と樹脂は常温での混合が可能、機能面では耐摩耗性やすべり抵抗性といった点が挙げられます。ビビッドなカラーリングで、通学路やプールサイドなどに適しているといえるでしょう。
レインボーファルトはカラーアスファルト舗装で、顔料を加えた加熱アスファルト混合物による舗装となります。2タイプあって、無機顔料ベンガラを混ぜた茶褐色の舗装となるのがBタイプ。脱色アスファルトに6色あるカラーバリエーションの顔料を添加するのがMHタイプ。 MHタイプなら鮮やかなカラーリングにも仕上がります。
コンクリートに専用カラー材を使ってカラーリングを施し、デザインパターンの型押しをする工法がレインボースタンプクリート。デザインパターンは8種類、カラー材(スタンプハードナー)は10色、離型材(リリースパウダー)は5色といったバリエーション展開で、神社仏閣でもリゾート施設でも、それぞれにマッチする舗装も可能です。
高級感ある天然石を使用したブロック舗装。 厚さや大きさ、さまざまな形状の天然石を規則的、または不規則に敷き詰め、高い意匠性を実現します。敷き砂またはモルタルの上に敷き並べます。
日本道路の景観舗装は他に、土系がマグフォームミックなど3種類、木系がレインボーウッドMgなど2種類、アスコン系がレインボーミックL・LPなど5種類、樹脂石質系がレインボーミックSGなど11種類あります。
カラー半たわみ性舗装「レインボーファルトUP」を参道に施工した例。アスファルト舗装のたわみ性とコンクリートの耐久性や剛性を備えており、車道にも適しています。研磨工・カッター目地を施せば石張り調に仕上がります。
公園内に、敷き砂やモルタルの上に天然石ブロックを敷きならべる舗装「レインボーストーン」を施工した例。周囲の緑に天然石によるアクセントがマッチしています。
公園で施工されたレインボーミックSG。カラーゴムチップと自然砂を混合した自然色弾性舗装で、ナチュラルで明るいカラーリングに仕上がっています。クッション性も優れていて、遊び場としても安心できます。
日本道路は道路工事の専門企業であり、道路や空港など大規模な社会インフラの道路工事に関する製品や技術を提供しています。加えて、スポーツ施設や商業施設、公園や神社仏閣まで、多種多様な路面にも対応。いずれも、各利用環境や目的に合わせた機能・性能を備えています。
所在地 | 東京都港区新橋1-6-5 |
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拠点(都市名) | 東京本社の他、全国に支店10ヶ所、営業所52ヶ所、出張所28ヶ所、工事事務所22ヶ所、製造販売拠点89ヶ所あり |
事業内容 | 道路建設および舗装工事、一般土木工事、一般建築工事、環境整備工事、スポーツ・レジャー施設工事、アスファルト合材・乳剤の製造販売 ほか |
創業年 | 1929年(設立) |
問合せ先(電話番号) | 03-3571-4891 |
公式サイトURL | https://www.nipponroad.co.jp/technique/list/landscape/ |
※公式サイトの情報より抜粋
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。