タフコートは土系舗装の一種で、コンクリートアスファルトを使用した場合に比べて、照り返しの軽減が期待できる景観舗装材です。ワンちゃんたちは人間よりも地面との距離が近く、照り返しによる影響を受けやすいため、できるだけ照り返しが軽減できる素材が好ましいでしょう。
タフコートであれば照り返しが軽減できるだけでなく、ハケ引き仕上げによって雨が降っても滑りにくい、転倒しにくいという効果が期待できます。固化することによって雑草が生えず、目地はコーキングで処理してしまえば草取りを行う必要もありません。メンテナンスを考慮してもタフコートは優れている景観舗装材です。
ウッドチップは消臭効果に優れていること、ワンちゃんの足腰に優しいことを理由に好まれている素材です。日本人にしてみると、ほのかな木の香りは自然と癒されるものです。
また加工されているウッドチップであれば、ワンちゃんのおしっこが付着してもウッドチップがおしっこを吸収し、木から出る香りの成分が雑菌の繁殖を抑制してくれるため、おしっこの嫌な臭いも防げるのが特徴です。
ゴムチップの中でも、ドッグランで使用する場合は遮熱効果があるゴムチップが基本です。遮熱効果が高いゴムチップを選ぶことで、ワンちゃんの足が感じる暑さも軽減します。
またゴム特有の弾力性があり、ワンちゃんが歩く際に足へかかる衝撃を負担してくれる点も特徴です。チップであるため適度に隙間が空いており、表面に水が溜まりにくい点もゴムチップならではの利点となっています。
人工芝は、芝生よりもお手入れが簡単で気軽に芝生を楽しめる素材です。
ドッグランで使用するのに適しているのは、抗菌仕様が施された人工芝です。芝葉ができるだけ長い物を選ぶと、見た目も本物の芝生に見えやすく、さらにクッション性が高くワンちゃんの足にかかる負担が軽減されます。
使用する人工芝を選ぶ際はドッグランで使用しやすいようにしっかりと抗菌仕様が施されているかをチェックしましょう。
遮熱性が期待できるゴムチップを使用したドッグランの事例です。色鮮やかなゴムチップを使うことで、ワンちゃんたちもワクワクするような色合いで統一しています。
ドッグランにウッドチップを敷き詰めた事例です。ウッドチップに使われる木材は桧や杉、桜などが主で、木材による消臭・除菌・防虫・防カビ・癒し効果が期待できます。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。