舗装材のメーカーで工法の開発も手掛けるニチレキ。そのグループ会社のひとつで東京・埼玉を主な営業エリアとする日レキ特殊工事。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
カラーファルトDAはウレタン系樹脂バインダで、カラーゴムチップを混合して舗装する歩行者系の弾性舗装。工法名もそのまま、カラーファルトDA工法と表記します。
公式サイト上にカラーバリエーションが何種類あるかの言及はないものの、「様々な色合いをもったカラー舗装が可能」という表記はあります。
骨材に天然石やセラミック系着色骨材を採用するエポキシ樹脂バインダ。天然石の種類は新金華やアジ石、紅サンゴ、錦など。セラミック系着色骨材は赤・緑・黄・青の4色をラインナップしています。
透水性のある舗装材のため、水たまりができにくい環境となります。
樹脂系すべり止め施工をした路面に、天然石を骨材として、散布・固着させる工法。天然石は新金華やアジ石、ナルト、紅サンゴ、錦などが用意されています。骨材は形状や色合いの調整も可能で、グレー系や茶系などの自然なカラーリングとなり、質感にも変化をつけることができます。
日レキ特殊工事の公式サイトで景観工法(歩道用)に分類されている上記以外の工法では、ウッドチップを使ったアスウッド舗装、ニチレキカラーコートによる塗布式カラー舗装、樹脂系すべり止めのコールカットR工法があります。
カラーファルトTOの施工例。施設本体のグリーンの屋根や茶の外壁とカラーコーディネイトしたような彩りで、歩行スペースを格子模様に仕上げています。
バスケットコートをカラーコートによって施工したケース。舗装材としてはニチレキカラーコートを採用、コントラストの強い配色もできるのでスポーツ施設などに適しています。
骨材に天然石を使用する自然石ニートの施工例。アースカラーの括りの中で配色に濃淡をつけることでゾーニングも可能。自然とも調和する風合いがあります。
日レキ特殊工事はニチレキのグループ会社で、東京や埼玉エリアを中心に舗装など道路工事に対応しています。ニチレキ自体がカチオン系アスファルト乳剤「カチオゾール」を開発した舗装材メーカーで、グループ各社はニチレキの舗装材や舗装工法を駆使して、道路や橋など社会インフラの舗装・工事に従事しています。
所在地 | 東京都荒川区西尾久8-50-12 |
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拠点(都市名) | 東京本社の他、都下に営業所、神奈川に出張所あり |
事業内容 | 道路工事、舗装工事および防水工事ならびに産業廃棄物処理の請負 アスファルト応用加工品を使用した舗装工事 舗装工事に関する測量、調査、設計等の舗装診断調査 |
創業年 | 1979年(設立) |
問合せ先(電話番号) | 03-3810-0371 |
公式サイトURL | https://nichireki-tokusyu.co.jp/sidewalk.html |
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。