幼稚園や福祉施設に求められている舗装材はまずは安全性です。小さな子供やお年寄りが主に利用します。また、福祉施設によっては車いすの利用も多いことから、防滑性を含め、歩きやすい舗装が求められます。
デザインに関しては幼稚園等子供向け施設の場合は明るくポップなものが、福祉施設であれば落ち着いたシックな雰囲気が求められます。その点ではデザイン性よりも機能性が重視される傾向にあると考えてよいでしょう。
シックなデザインではありますが、中学校のシンボルマーク(校章)が彩られているデザインです。他の施設では考えられないデザインですが、中学校だからこそ可能なデザインです。
こちらはリンクストーンで施工されており、3色使用することで校章の表現に成功しました。
屋外にあるので水を通しやすい作りとしている点、無黄変樹脂を採用することで、紫外線による変色の防止効果も期待できる点なども特徴です。
ゴムチップとウレタン樹脂系舗装材を組み合わせたパークコートゴムチップカラーを採用しています。適度な弾力と防滑性により、安全かつ快適な歩行感を実現しています。衝撃吸収性試験では、コンクリートと比較して断然衝撃吸収性が高いことが証明されています。
また、天然石のような風合いも可能なデザイン性の高さも有しています。
バリアフリーペイブと呼ばれる誰もが快適に歩ける舗装材を採用しています。
こちらはカラーバリエーションが豊富なので、バリアフリーペイブだけでデザイン性の高い舗装を可能にします。こちらはオス・メスを組み合わせることで舗装材を繋げるスタイルとなっていますが、目地部での振動を大幅にカットすることに成功しています。また、凹凸を感じさせにくい点も特徴なので、車いすやベビーカー、シニアカーの通行もスムーズです。
また、経年劣化が起きにくい点も特徴なので、施工後、年数と共にガタガタしにくい点も特徴です。
小学校の外構ということで、子供に配慮したNCパーミックスが採用されています。通常の舗装と同様の作業が可能でありながら、少量の顔料を添加することで着色も可能です。
自然と調和しやすい、落ち着いたデザインが特徴です。
療育センターに採用されているこちらの舗装材は、ペーパーステンシルと呼ばれる、型紙デザイン床です。
コンクリートの上に仕上げ材とトップコートで形成された床を塗布する形で、コンクリートの打設と同時に仕上げることができるので経済性が高いです。
自然石をウレタン樹脂でコーティングした透水アクリストーンが採用されています。
自然な風合いが景観とマッチしやすい点に加え、フラットなのでバリアフリーにも優れており、かつ骨材間に空隙があることから水を地面に通すなど、透水性にも優れています。
改修時にコンクリート床に立体感のある模様を後付けでデザインする、ペーストデザインクリートと呼ばれる施工法です。材料が硬化する前に、押型(パターンマット)を当ててデザインします。
押型、ベースカラー、リリースパウダーの組み合わせにより、さまざまな舗装を作り出すことができます。こちらはベースカラーが「PD-3311」で、リリースパウダーは特注色です。改修前の無機質なコンクリートから、明るいオレンジ色にデザインしました。
岐阜県の大垣市役所の新庁舎建設にあたって、市民から募集したモニュメントの土台部分です。水の都である大垣市の市章の形を模しています。コンクリート下地には、水溜りができないように勾配をつけました。
そして下地のうえに、蓄光石樹脂で舗装。ブルーとライトブルーの骨材を使用してデザインしています。蓄光石とは、セラミック素材の一種です。太陽光の紫外線を吸収して、半永久的に蓄光と発光を繰り返します。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。