道路用塗料を製品としてラインナップする老舗の塗料メーカー、神東塗料。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
特殊アクリルエマルションを使った舗装材。水性かつ速乾性という特性があるため、施工にかかる時間短縮になりますし、寒い季節でも施工しやすいのが特徴。現場では、はけやローラーを使って塗装、アスファルトに対する付着性が高いのもメリットになります。
SPリフレクターは速乾性水性遮熱カラー舗装材。特殊顔料を配合することで、近赤外線領域の波長に対する反射効率が高いことで、遮熱効果を高めています。この機能性によって、遊歩道や公園通路などの導入につながっているといえるでしょう。
滑り止めカラー舗装材に分類されるのが SPロード。樹脂塗料としては2液混合型で、バインダーとなるSPロードの上に硬質骨材を敷き詰め、その上にトップコートして速乾水性塗料を施工します。
歩道や自転道などで採用される溶剤型カラー舗装剤ロードカラー#200のような舗装材そのものだけでなく、カラー舗装材用のトップコートや各種骨材なども製品としてラインナップしています。
海峡を自転車で横断できるサイクリングロード「しまなみサイクリングロード」。これは神東塗料の施工例のひとつで、道路用塗料の老舗メーカーだからこその事例といえそうです。
神東塗料の事例としては、歩行者用グリーンベルトの施工となります。使用したのは常温塗布式道路用塗料で、常温施工ができるのは道路工事の施工時間短縮という意味でも郵政があります。
神東塗料の場合、景観に特化した塗料をラインナップしているわけではないのですが、この施工例は公園内の通路。道路の歩行用エリアでも赤茶系塗料は採用されていて、この施工例ではデザイン的要素にもなっています。
神東塗料は社名からもわかるように塗料のメーカー。その製品ラインナップのカテゴリーに速乾水性ロードカラーやSPリフレクターなどの道路用塗料があります。「しまなみサイクリングロード」も同社公式サイトに掲載されている施工例のひとつです。
会社概要の設立は1933年になっていますが、ビジネスのルーツとなるのは神戸ボイル油が創業した1901年のこと。東洋塗料製造との合併によって株式会社となったのが1933年であり、明治時代から続く老舗企業ともいえます。
所在地 | 兵庫県尼崎市南塚口町6-10-73 |
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拠点(都市名) | 庫に本社や工場がある他、千葉にも事業所と工場があり、東京・大阪をはじめ全国各地にも事業所を展開 |
事業内容 | 塗料・顔料・合成樹脂・油脂・化成品などの製品の製造・加工・売買など |
創業年 | 1901年 |
問合せ先(電話番号) | 06-6426-3355 |
公式サイトURL | https://www.shintopaint.co.jp/product/introduction/traffic/catalog02/ |
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。