天然石透水性舗装材のラストンシリーズで知られ、OEMにも対応する舗装材メーカーの畑中産業。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
畑中産業の舗装材を代表する製品が、天然石透水性舗装材のラストンシリーズ。製品ラインナップはトータル6種類あります。
ラストンIは標準カラー12色+バリューカラー2色。ラストンIIは標準カラー17色+バリューカラー4色で、ガラスビーズもプラス。これらの大面積用セットが2種類、細粒子骨材を混ぜて強度アップしたラストンハード、そして壁面工法のラストン立ち上がり用といったバリエーションになっています。
耐熱性や耐候性に優れ退色・変色しにくいとされるカラー珪砂を採用、52色ものカラーバリエーションを揃えている舗装材がアートサンド。ベーシックな配色は9色ですが、それらのミックスによって多彩なカラーリングを実現、和風でも洋風でもマッチする仕上がりを選べるでしょう。
トースイクリートは土の地面にそのまま施工できる舗装材。透水性と保水性が高いため、土のままよりも表面の水溜まりができにくく、雑草対策にもなります。
カラーバリエーションは6色あり、木ゴテやトンボを使って施工ができる手軽さもメリット。降雨・降雪時の施工はできないので注意が必要です。
畑中産業の景観舗装材には他にマサキチという自然土景観舗装材があります。土壌汚染環境基準に適合している製品なので、環境対策を重視するロケーションでの施工に適しています。
天然石透水性舗装材であるラストンシリーズの施工例。写真でもある程度アップにすると、粒の色や大きさなど、天然石素材らしさがわかります。
カラー珪砂を使ったアートサンドの施工例。ベージュ~茶系の同系統カラーリングに絞った中でも、色調の濃淡など変化を持たせることで意匠性を高めています。
自然土景観舗装材であるマサキチを使った、純和風建造物の施工例。見た目はあくまで自然土であり、照り返しや雑草対策といった実用性もあるのが導入メリット。
畑中産業は設立当初、左官材料メーカーとして事業をスタート。建築資材分野に進出して、主力製品であるラストンシリーズの開発に至り、特樹脂の開発にも勤しんでいます。また、OEMメーカーという側面もありますし、再生資源の活用を実践している企業でもあります。
所在地 | 奈良県大和高田市礒野469-2 |
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拠点(都市名) | 奈良本社の他、埼玉に営業所あり |
事業内容 | 左官材料・建築材料の開発、製造、販売及び輸出入 |
創業年 | 1972年(設立) |
問合せ先(電話番号) | 0745-52-5060 |
公式サイトURL | http://www.e-hatanaka.com/item/rasuton.html |
※公式サイトの情報より抜粋
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。