型紙の上からスプレーで吹き付けて形成するシンプルな型紙式デザイン工法。石畳調やレンガ調など、意匠性の高い様々なデザインに仕上げることができます。型紙式デザイン工法の特徴や施工事例を見てみましょう。
型紙式デザイン工法とは、アスファルトやコンクリートの上にステンシルペーパー(型紙)を貼り、上からカラースプレーを吹き
ますは電動ポリッシャーなどを使い、アスファルトやコンクリートの表面の汚れ等を除去。塗装が不要な部分に塗料がはみ出さないよう養生シートとマスキングテープで保護し、目地の色を吹き付けやローラー刷毛などで下塗り。現場の形状にあわせてステンシルペーパー(型紙)を並べ、吹き付けで上塗りします。
上塗りが完全に乾く前にステンシルペーパー(型紙)を除去。乾燥養生を経て完成です。
主な施工場所は、店舗やレジャー施設などの床、および遊歩道など。目地部分の段差は少ないので、車椅子の歩行の妨げになることはほとんどありません。ブロック石貼りなどに比べると低コストで施工できる点も魅力です。
シリコーンアクリル樹脂とエポキシ・アミン樹脂による強靭な被膜。接着性、耐久性などに優れています。公園内の園路、一般道などに適応しています。街の様々な場所で目にするタイプの塗装ではないでしょうか。
シリコーンアクリル・ウレタン樹脂が、ウレア反応とウレタン反応により強い被膜を形成。接客性や耐久性はもとより、耐摩耗性にも優れた塗装です。駐車場、生活道路、駅のプラットフォームなどに適しています。
意匠性の高い石目調による塗装。メーカーにより、レンガ調やタイル調などの様々な塗装を施すことができます。見た目は凸凹していますが、実際の目地の厚さは1~2mm程度。バリアフリーにも対応できる程度の段差です。遊歩道、店舗やレジャー施設の床などに適しています。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。