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型紙式デザイン工法

型紙の上からスプレーで吹き付けて形成するシンプルな型紙式デザイン工法。石畳調やレンガ調など、意匠性の高い様々なデザインに仕上げることができます。型紙式デザイン工法の特徴や施工事例を見てみましょう。

型紙式デザイン工法の概要・特徴

型紙式デザイン工法とは、アスファルトやコンクリートの上にステンシルペーパー(型紙)を貼り、上からカラースプレーを吹き

ますは電動ポリッシャーなどを使い、アスファルトやコンクリートの表面の汚れ等を除去。塗装が不要な部分に塗料がはみ出さないよう養生シートとマスキングテープで保護し、目地の色を吹き付けやローラー刷毛などで下塗り。現場の形状にあわせてステンシルペーパー(型紙)を並べ、吹き付けで上塗りします。

上塗りが完全に乾く前にステンシルペーパー(型紙)を除去。乾燥養生を経て完成です。

主な施工場所は、店舗やレジャー施設などの床、および遊歩道など。目地部分の段差は少ないので、車椅子の歩行の妨げになることはほとんどありません。ブロック石貼りなどに比べると低コストで施工できる点も魅力です。

型紙式デザイン工法の施工事例

大成ファインケミカル株式会社公式HP
引用元:大成ファインケミカル株式会社公式HP
https://www.taisei-fc.co.jp/business/functional/paint/relief.html

シリコーンアクリル樹脂とエポキシ・アミン樹脂による強靭な被膜。接着性、耐久性などに優れています。公園内の園路、一般道などに適応しています。街の様々な場所で目にするタイプの塗装ではないでしょうか。

大成ファインケミカル株式会社公式HP
引用元:大成ファインケミカル株式会社公式HP
https://www.taisei-fc.co.jp/business/functional/paint/relief.html

シリコーンアクリル・ウレタン樹脂が、ウレア反応とウレタン反応により強い被膜を形成。接客性や耐久性はもとより、耐摩耗性にも優れた塗装です。駐車場、生活道路、駅のプラットフォームなどに適しています。

引用元:ABC紹介公式HP
https://www.abc-t.co.jp/products/detail/9058.html

意匠性の高い石目調による塗装。メーカーにより、レンガ調やタイル調などの様々な塗装を施すことができます。見た目は凸凹していますが、実際の目地の厚さは1~2mm程度。バリアフリーにも対応できる程度の段差です。遊歩道、店舗やレジャー施設の床などに適しています。

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レンガやタイル、石畳のイメージにしたい
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小粒の自然石や玉砂利の風合いにしたい
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景観や目的に合ったカラーにしたい
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