景観資材事業のメーカーで、土木資材事業やエクステリア事業も手掛ける日本興業(ニッコー)。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
透水性ブロックのバリエーションは14種類。石や砂、砂利などの天然素材を組み合わせた舗装材もあり、色合いや質感などはまさにナチュラルテイスト。ブロックというと無機的な印象を受けますが、自然素材ならではの風合いはソフトささえ感じさせます。
ラインナップの中には特注オーダー品が5種類含まれています。
透水性を持つブロックの中でもデザイン性高めの製品が8種類。その中のペイブロック ジュニは、いわゆる石畳調パターンの舗装になるブロックですが、円形やウロコ状など曲線的パターンを6タイプ取り揃えています。色も複数色組み合わせが可能です。
緑化ブロックのバリエーションは3種類。中でもターフパーキングは射出成形と押出成形とを組み合わせることで立体的な構造となり、芝生の保護にもなるブロック。駐車場の舗装材とすることで、太陽の強い日射からの熱を遮りつつ環境に優しい空間づくりが可能となります。
日本興業の舗装材は他に、遮熱・透水性ブロックや貯留・浸透ブロック、融雪ブロックなどブロックの機能性ごとに分類されていて、トータルで12種類あります。
東京ポートシティ竹芝におけるSAZARE 細石(さざれ)エコロアクアの施工例。配色はモノトーンでまとめつつ濃淡はグラデーションになるように同系複数色をランダムにレイアウトする、センスのよさが表れています。
横浜のハンマーヘッドパークにおけるTesera テセラ エコロアクアの施工例。横浜赤レンガ倉庫に近いロケーションの施設だけに、レンガをイメージさせる舗装がマッチします。
神奈川県海老名市にあるふれあい本郷公園で、古木調コンクリートのリアルウッドランバー床材を施工したケース。デザイン性の高いパターンと配色になっているのがわかります。バリアフリー舗装も日本興業によるものです。
日本興業の主たるビジネスは土木資材事業・景観資材事業・エクステリア事業で、それらのメンテナンス事業もカバーしています。景観資材事業は公園や公共施設、ニュータウンなどが中心で、エクステリア事業では個人宅の外構が中心。社会インフラから個人宅まで、幅広い知見を持っている企業です。
所在地 | 香川県さぬき市志度4614-13 |
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拠点(都市名) | 香川本社を筆頭に生産拠点が全国に9ヶ所、支店などは北海道・九州を除く各地に展開 |
事業内容 | 建設用コンクリート製品の製造・施工、エクステリア用製品の製造販売、パブリックスペース用製品の製造販売、建設工事(土木工事・ブロック工事)の施工 |
創業年 | 1956年 |
問合せ先(電話番号) | 電話は公式に記載なし(http://www.nihon-kogyo.co.jp/contact/index.html) |
公式サイトURL | http://www.nihon-kogyo.co.jp/product/environment/en01.html |
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。