カラー舗装や各種樹脂混合舗装、自然石や土・ウッド系舗装、さらに型枠・型押し工法など、意匠性や機能性といった観点で多種多様な選択肢がある景観舗装。その舗装材メーカーや施工を手掛ける企業をピックアップ(※)して、対応する景観舗装や施工例などを紹介しています。
※①「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点でGoogle自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、または、Googleキーワードプランナーにおいて製品名で月間100以上検索数のある舗装材から選出しています。
路面標示用カラー塗料のアトムラインなど道路関連の様々な製品をラインナップする塗料メーカー。アトムシリーズにはハードカラー 水性エポタフというカラー舗装材もあり、スリップ防止など機能性重視の製品をリリースしています。
床材のカラクリートが代表的な製品となる建材の開発販売メーカー。無機建材事業部が外構・舗装関連製品の担当部署で、デザインクリートやストリートカラー、パークコートといった製品群が景観舗装分野の主力アイテムです。
瓦骨材を再利用する舗装材、K-グランドコートの開発・販売・施工までをワンストップ対応する企業。骨材は瓦のリサイクルに特化しつつも、舗装材は複合コンクリート製品もあれば水性樹脂系や景観砂利まで取り揃えています。
エコシステムが扱っている
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一般的な舗装を除いても20種類の景観舗装に対応する舗装専業会社。事業的には社会インフラがメインとなるものの、ブロック系やカラーアスファルト、歩行者向けなどニーズにマッチする製品を提供しています。
社名からもわかるように、鹿島建設のグループ企業で道路・舗装関連の製品や技術を開発・研究、そして施工まで対応しています。耐摩耗性能に優位性を持つ樹脂系カラー舗装、アストップシリーズを筆頭として多彩な製品・工法を取り扱っています。
路面標示というカテゴリーで、製品や技術の開発から施工までをトータルソリューションとして提供する企業。交通安全事業とスペース・ソリューション事業がビジネスドメインで、カラー舗装は交通安全事業の一環となっています。
化学品事業と建材事業を主体とする企業で、研究開発部門と各地に工場を展開しています。舗装材は建材事業の一環であり、内装材・外装材と同様注力するカテゴリー。各種施設の景観や一般住宅の外構などに対応しています。
四国化成工業が扱っている
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創業は明治時代、塗料メーカーとして長い歴史を持ち道路用塗料では速乾水性ロードカラーやSPリフレクターといった舗装材をラインナップしています。「しまなみサイクリングロード」は同社公式サイトに掲載されている施工例です。
東急グループの中で道路事業を担う企業。カラーアスファルト舗装のアーバンアグリカラーやアクリル系樹脂を主材料とするアーバンカラーなど、デザイン/景観舗装関連製品はアーバンシリーズとしてブランド展開しています。
世紀東急工業が扱っている
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アクリル系カラー舗装塗料のリリーフペイントと主力製品として、樹脂系舗装材やデザインコンクリート舗装材など多数の製品をラインナップする舗装材メーカー。パターンデザインを反映させる工法にも独自性があります。
大成ファインケミカルが扱っている
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環境対応型水性無機質塗料であるランデックスコートシリーズを提供するメーカー。ランデックスコートR800はエコで高性能な塗料として、舗装だけでなく屋根材の塗装にも利用されるほど。自社で塗料工事の施工も請け負っています。
大日技研工業が扱っている
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機能性塗料メーカーとして転倒安全性に優れる弾性舗装シリーズのアートロードなどを開発販売しています。自社での責任施工にも対応しており、舗装工事の現場で得た結果やノウハウなどを技術開発部門にフィードバックしています。
独立系企業で、舗装材のメーカーというスタンスに留まらず、道路・土木の施工で手掛ける道路建設の総合会社ともいえる存在。水性ポリエステルエマルジョン系常温薄層舗装のネイチャーコートSTというカラー舗装などが主力製品です。
東亜道路工業が扱っている
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ストリートプリントというカナダ発アスファルト再加熱型押し工法の日本総代理店。ストリートボンドは水性アクリルエポキシ樹脂の名称で、舗装工事にも対応しています。街づくりへの貢献がミッションでもあり、景観舗装に特化した企業です。
トミナガコーポレーションが扱っている
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ニチレキという舗装材などのメーカーのグループ会社で、日レキ特殊工事自体は東京・埼玉エリアを中心として道路工事に従事しています。ニチレキブランドとしては、ニチレキカラーコートを使った塗布式カラー舗装などがあります。
日レキ特殊工事が扱っている
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改質アスファルトや機能性舗装工事を手掛ける道路舗装材のメーカーで、施工にも対応。景観舗装には機能性舗装などの製品や技術を活かして、カラークスのような代表的製品をリリース。型枠・型押し工法のロマンティックシリーズもあります。
景観資材事業メーカーとしての製品ラインナップは社会インフラから個人宅のエクステリアまで幅広くカバー。透水性ブロックや緑化ブロックなどブロック舗装で機能性に優れた製品を提供。土木資材にも精通しています。
社会インフラから景観舗装まで対応領域が広く、舗装・土木の総合企業といえる存在。景観舗装でも多様な製品と施工技術を持ち、カラー舗装のパーフェクトカラーシリーズやインターロッキングブロックなどを手掛けています。
コンクリート製品のメーカーで、愛知と三重に3つの工場を持つなど中京エリアを拠点として事業を展開。インターロッキングブロックだけでも6種類の製品バリエーションがあり、他にも複数のブロックを提供しています。
日本コンクリートが扱っている
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道路工事という括りで社会インフラや各種スポーツ施設などに関連する製品・工法を提供するメーカー。景観舗装材ではレインボーシリーズとして樹脂混合や加熱アスファルト混合、型押し工法など多彩なラインナップがあります。
特殊塗料メーカーで、もともとは航空機用塗料で技術を磨き上げ、建築用塗料にもフィードバックするといった体制を持っています。舗装材製品はユータックシリーズ。カラー舗装材をベースに、型枠式カラータイル工法などによりアレンジも可能。
日本特殊塗料が扱っている
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天然石透水性舗装材であるラストンシリーズのメーカー。6種類の製品バリエーションがあり、標準カラーやバリューカラーといった設定色も充実しています。他にはカラー珪砂や自然土を使った製品があり、OEM供給もしています。
下水道事業や土木事業と合わせて道路事業にも対応、多数の施工実績を持ち、景観舗装製品ではメーカーという側面があります。樹脂系自然色アスファルト舗装のNCコートやNCパーミックスなどが主力製品です。
パブリック技建が扱っている
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彩(いろどり)シリーズという天然石景観材のメーカーで、施工も請け負っています。自社工事の場合と製品単体の場合とで、製品名称が異なる点は要注意。企業自体は建築仕上材メーカーで、製品ラインナップは多彩です。
ヨコハマ弾性舗装システムは学校校庭やテニスコート、屋上グラウンドやプールサイド、陸上競技場やサッカー場を手掛けてきたメーカーです。デザイン/景観舗装材の種類や特徴についてをご紹介しましょう。
ヨコハマ弾性舗装システムが扱っている
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企画、提案、施工すべてを自社で手掛けており、オリジナルの塗り壁や床舗装に力を注いでいる施工会社。蓄光石樹脂舗装の施工実績やモデリング舗装の施工実績が豊富であり、コテを使う細やかな作業を得意としてます。
塗り壁創造館が扱っている
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一般の戸建て住宅から大型テーマパークから商業施設まで、景観工法を用いた設計から施工まで行っている会社。セメントを使用してオリジナリティあふれる景観を作り出し、街並みを変えることにこだわっています。
株式会社アレンジコンクリートが扱っている
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太陽の照り返しを抑えて足元を明るい印象に変える次世代型土舗装「令和の路」など、4種類の機能性舗装をラインナップしています。さまざまな選択肢が用意されているため、景観にマッチする舗装を行えるはずです。
株式会社アステスが扱っている
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アスファルトに絵を描けるアート舗装や浄水場の沈殿土を活用した土系舗装などを行っています。自社施工にこだわっている点が特徴です。「緑を大切に」を経営理念に掲げて、舗装などを通して地域社会に貢献しています。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。