ある程度の車が往来する街路、生活道路に求められる舗装はまずは強度です。
車が通ることで、歩行や自転車以上の大きなエネルギーがかかりますので、耐久性・強度が大前提になりますが、透水性も重要です。水たまりができてしまうと、交通に支障をきたすことになります。
デザイン性に関しては周囲との調和が求められます。街路や生活道路は街の景色の一つだと考えることができます。奇抜なデザインでは周囲に溶け込まず、住人にとって不愉快なものになりかねません。
世界遺産のある観光地の駅前ということで、多少のデザイン性が求められる一方で、バスも多く通ることから交通荷重への耐久も求められるなど、様々なニーズを持たれていた場所です。
駅前整備工事に合わせる形でブロック舗装の基礎にポリマー入りの特殊セメントモルタルを浸透させるQT工法を実践することで、決して無機質ではないものの、派手過ぎない個性的な道路となりました。
東亜道路工業は、色彩の力を使うことで環境に調和し、安全に配慮できる「カラー舗装」や、目的に応じたクッション性を提供する「弾性舗装」などについて、高度な技術を持っています。
また、グラウンド、球技場、競輪場など、スポーツ施設の施工実績が多いのも特徴の一つでしょう。人々の暮らしや文化に寄り添いながら、舗装技術の力でさまざまなニーズに応え続けている会社です。明色密粒度混合物に使用することで視認性を高めます。道路は多くの人が利用するものです。道路そのものの耐久性はもちろんですが、多くの人がスムーズに利用できる視認性・安全性も問われます。
そこでカラーファルトクリアをトンネルの前、バスレーン、駐車場等に活用することで、視認性を高め、事故の防止を図ります。対流動性や耐摩耗性に優れていますので、重交通路線にも十分適合します。
日レキ特殊工事は、道路や橋梁、公園、広場、鉄道など、さまざまな公共施設の舗装工事を行っています。歩道用の景観工法の例としては、ウッドチップを利用してつくっており、心地よいクッション性や水はけのよさが人気の「アスウッド舗装」があります。
車道用の景観工法の例としては、顔料を利用して道路の舗装をカラー化する「カラーファルトクリア」があります。カラー化によって自動車や人がより見えやすくなるのが大きな特徴です。
アスファルト舗装のたわみ性、コンクリート舗装の剛性・耐久性の双方を併せ持つカラー半たわみ性の舗装です。周辺は昔ながらの落ち着いた雰囲気であることから、シックな雰囲気が求められましたが、条件を満たしているのがカラー骨材やカラーセメントの種類に応じた色彩を得られるカラー半たわみ性舗装でした。
結果、機能性を持ちつつ、街の雰囲気に調和した道路となりました。
日本道路は90年の歴史を持つ道路建設会社のパイオニア。高い技術力を持ち、斜面舗装や凹凸面、滑りやすい路面の舗装など、ほかではできないような特殊な舗装にも取り組んできました。
景観舗装にも強く、土系・木質系はもとより、アスコン系、コンクリ系、樹脂石質系といったさまざまな舗装材を取り扱っています。特に樹脂石質系の種類が豊富で、カラー舗装やゴムチップ舗装、滑り止め舗装など、さまざまなニーズに対応しています。
天然の豆砂利を使用することで、自然の色・形をそのまま道路として表現しています。情緒ある観光地ということで、スタイリッシュな雰囲気ではなく、温かみのある光景との親和性が求められました。豆砂利の種類によって色調を選べる点が特徴であったことから、まるで土を連想するかのような色合いを採用し、道路らしさを感じさせない道となりました。
NIPPOはさまざまな舗装技術を持っていますが、大きく分けて「車道アスファルト舗装」「コンクリート舗装」「歩行者系舗装」に分類されます。車道アスファルト舗装では、道路の凍結を防止できる舗装や、速度を抑制できる舗装などによって交通安全対策を行い、路面温度の上昇を防いで過ごしやすくするのが大きな特徴です。
コンクリート舗装に関しては、ひび割れしにくい舗装や、短期間・低コストで仕上げる舗装の技術を駆使。歩行者系舗装には、雨水を地下に浸透させ地中へ還元する透水性舗装や、年月が経っても色落ちしないカラー骨材を使った舗装などを採用しています。
交通量の多い動線ではありますが、一方では近隣は有名なホテルがあり、エンターテイメントエリアとしての特性も備えていたことから、動線としてだけではなく、賑わいを感じさせる道路へとリニューアルしました。環境面に配慮した遮熱性舗装を3色用いることで、個性を演出し、坂道とのコントラストと合わせて、他にはない個性的な光景をもたらしました。
舗装がなければただの坂道でしかなかった場所も、舗装を施すことで彩りのある個性的な空間へと変貌しました。
前田道路は1930年創業の歴史ある舗装会社で、その長年の実績や経験によって培った施工技術が高く評価されています。前田道路の特徴の一つに、自社でアスファルト合材を生産するためのアスファルトプラントを所有していることが挙げられます。これによって、品質を保ったまま安い価格でサービスを提供することが可能です。
また、持続可能な社会を実現する取り組みにも力を入れており「人と環境に優しい道づくり」をスローガンに、どこよりも自然環境と向きあう会社を目指します。
「東京湾岸道路」と呼ばれる国道357号のうち、横浜ベイブリッジと南本牧ふ頭を直結する道路の舗装施工事例です。この2区間を一般道路で結ぶことで、港湾部の道路混雑を緩和し、輸送力を増強させました。
横浜ベイブリッジの舗装には、SFRC(鋼繊維補強コンクリート)が使われています。SFRCとは、鋼床版に疲労亀裂が生じてしまうことを抑制できる、鋼繊維(スチールファイバー)を用いた繊維補強コンクリートです。
世紀東急工業は道路舗装を強みとしており、歩行者向け道路や自動車道路、高速道路など、さまざまな道路舗装に携わってきました。
また、環境や景観の開発事業にも長年関わっています。舗装面にデザインや色を加えてその空間に異なる表情を宿したり、景観に馴染む街路をつくったり、集うのが楽しくなる公園や広場を手掛けたりと、さまざまな景観舗装に目を向けている会社です。
アスファルト路面のうえにカラー舗装を施工した事例です。アスファルト、カラー舗装ともに透水性の素材を使用しています。雨が降っても雨水はアスファルトの底に流れていくので、水たまりができにくいのが特徴。
カラーバリエーションは、天然の硅石や砂石等を特殊加工し、顔料を焼成熔着させ、樹脂と練り合わせることで作り上げます。2~3mmの薄塗りで仕上げることができるため、段差を感じにくくし、リニューアルすることが可能です。
塗り壁創造館は、オリジナリティあふれる舗装が特徴の舗装会社です。特に、暗闇で光る蓄光石を利用した蓄光石樹脂舗装が有名で、光り輝く幻想的な演出をすることができます。
ほかにも、古くなったコンクリートやアスファルトの上から塗布剤を塗り、短期間でオリジナルデザインの床ができるモデリング舗装や、本物のように見える木目調・石目調のスタンプコンクリート舗装などがあります。
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。