水性無機質高分子塗料のメーカーで道路工事も手掛ける大日技研工業。そのデザイン/景観舗装材の種類や特徴、施工例などを紹介します。
ランデックスコートは環境対応型水性無機質塗料。道路やスポーツ施設などで使われていますが、舗装材というよりは高性能でエコな塗料といった特性があるため、屋根材の塗装にも採用されています。
耐久性・耐摩耗性・防滑性といった機能に加えて、塗膜に呼吸性があり自然な水分吸排出ができます。
カラーは標準で13色ですが調色が可能。R800シリーズとして機能強化したR800Nや半透明のR800Gなどが揃っています。
大日技研工業の塗料の中で、高い遮熱性を持つ製品がクール&エコシリーズ。屋外環境となる公園やスポーツ施設の床などで使われている製品が「R800」クール&エコシリーズです。カラーバリエーションは12の標準色です。
スーパーエコ・体感シリーズは遮熱性能にプラスして断熱性能も備えた塗料。床・屋根用はスーパーエコ・体感 R1000で、標準色が12色。濃いめの色でも遮断熱機能が働く点や、優れた耐久性から機能が劣化しにくい点が、スーパーエコ・体感シリーズの強みといえます。
大日技研工業の塗料は他に、壁用塗料のWS疎水剤やP-5000/PB-5000、打放しコンクリート模様付け用パターン液PT-Nなどもありますが、床用と明示されている製品は上で紹介した製品のみです。
宇都宮競輪場の施工例で、単なるカラー舗装ではなくブランディング展開のひとつとして活用されています。競輪場は他にも静岡競輪場、松阪競輪場など複数の実績が見られます。
大阪にあるアミューズメントパークの施工例。デザイン性溢れるカラフルな仕上がりと、防滑性などの機能性とが施設のコンセプトにマッチしています。
千葉緑化フェアの施工例。施工面積は23,000m2と広大で、木々や花々とも調和していますし、爽快なブルーのカラーリングは青空と対になっているのが印象的です。
大日技研工業は塗料メーカーの中でも水性無機質高分子塗料に注力しているのが特徴。環境対応型水性無機質塗料という特性を持つランデックスコートシリーズなどがあり、設立2年目となる1983年には超耐久性無機質塗料の関連特許を出願しています。自社で塗料工事の施工も手掛けているので、現場のニーズなども常にアップデートされているでしょう。
所在地 | 東京都中央区日本橋人形町2-14-14 こうしんビル |
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拠点(都市名) | 東京本社と埼玉工場あり |
事業内容 | 無機・有機塗料の製造販売、塗装工事業など |
創業年 | 1982年(設立) |
問合せ先(電話番号) | 03-3639-5131 |
公式サイトURL | http://www.dainichi-g.co.jp/lineup/r800/ |
※公式サイトの情報より抜粋
落ち着いた石畳のアプローチ、レンガやブロックを組んだファッション性の高い歩道など、景観に合った高い意匠性を求める場合。普通の舗装では物足りない、施設や周辺の建物とデザインに統一感を持たせたいケースに。
石畳とまではいかなくとも、細かい自然石や玉砂利の風合い、歩いたときの感触を求める場合。 単純なアスファルト舗装ではなく、足元に彩りや自然のやさしさをプラスしたいというケースに。
駐車場、歩行者通路、広場、競技場など、アスファルトにカラーをプラスして色分けをしたり、文字や記号・イラストを描いたり、機能性を持った舗装をしたいという場合に。
※「デザイン 舗装材」「景観 舗装材」で2021年8月20日時点で自然検索50位までに公式サイトが表示されていた舗装材、また製品名で検索数の多い企業が展開する舗装材から、条件ごとにバリエーションの多い舗装材上位3シリーズ(洗い出しは2シリーズ)を紹介しています。